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文具好きなら誰でも知っている「土橋 正さん」のウェブマガジン
「文具で楽しいひととき」で紹介された日本の伝統的なナイフ


「肥後守 ( ひごのかみ ) 」


このウェブマガジンを読んだ時、子供の頃の記憶が突然、蘇って
きました。

あれは小学校高学年の頃、ナイフで鉛筆を削ったことのない私達を
不憫に思ったのか、図画工作の時間に鉛筆を削り、竹を削って菜箸
作り、竹を割って竹ひごを作り、それを骨組みにした凧作りなど、
ナイフの使い方を教えてくれた先生が、持っていたのが「肥後守」
でした。


年が明けた本日、仕事も一段落ついたので新年の挨拶も兼ねて、鹿児島
の雑貨屋「What」さんの宮路店長さんのところへ...

実はウェブマガジン読んだあと、すぐに宮路店長さんへ連絡、取り扱い
があるか確認の電話を入れておいたのでした。

いよいよ子供の頃、担任の先生の手の中で輝いていた「肥後守」とご対
面。


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ボディには「割込 登録 肥後浮丸」の文字が。

刻んだ文字を金字にしているのですが、最後の「浮丸」の辺りの拭き
取りの雑なところが、返って渋さを増しているようです。


刃を出すには「チキリ」と呼ぶ出っ張りを押し下げて刃を出します。

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刃渡りは7cm といったところ

これはナイフというよりは「刀」

まさに「小刀」ですね。

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何十年ぶりに鉛筆を削ってみました。


切れ味バツグンです!!

カッターナイフやツールナイフとは違う緊張感があります。

ちょっと気を抜くと確実に怪我をするような...

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鉛筆を削っていると「無心」になれるので、作業を始める前に鉛筆を
削るのは集中力が鍛えられますね。
( 何かの本に書いてあったぞ...?? )

現在、「肥後守」と呼べるのは、兵庫県にある長尾駒製作所のもの
だけのようです。
( 商標登録されている )

私の購入したものは藤原刃物製作所さんの「肥後隆義」のOEMです。

まぁ、使う方にとってあまり関係のない話ですが...



とにかく、明日から鉛筆を削ることが激増するのは確実。

また、よき道具に出会うことができました!

宮路店長さん、ありがとう。




「宮本武蔵」シリーズというのもある?



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