いるこの本。私自身、間違った認識を持っていたところもあり、非常に勉
強になりました。
著者の「西多 昌規」さんは精神科のドクター。企業の産業医としても活躍
されているプロフェッショナル。
1章ではテンパることの「危険性」と「ダメージ」について、2章では「科
学的メカニズム」について、3章はテンパったときの「応急処置」について
4~6章はテンパらないための「生活習慣」や周囲とのコミュニケーションの
取り方について、7章は「ポジティブな反省法」について書かれてあり、
「テンパる」ことについて深く理解することができました。
最も印象に残ったこと
1.「テンパる」原因は「脳のダメージ」も一因であるということ。
暮らしが豊かになって「高血糖」や「高コレステロール」によって脳神経細胞
がダメージを受けている疑いがあるということ。精神的な事だけが原因ではな
かったのです。
2.「テンパり」には「良いテンパり」と「悪いテンパり」があるということ
「良いテンパり」とは適度なプレッシャーかかっている状態。
「悪いテンパり」とは自己コントロールがまったく効かない状態。
(脳内物質 「ノルアドレナリン」の過剰な活動が原因とも...)
3.「うつ」は慢性的なテンパり
知りませんでした。「うつ」と関係があったなんて!
「テンパらない」ために必要なことは何か
1.充分な睡眠を取る。
2.脳の負担を減らすために「メモ」を取る。
3.食事は「腹八分目」
4.他人とは「わかりあえない」ことが普通と思え
この他にもいろんな方法が紹介されています。
1、2から分かるように、とにかく「脳」を酷使しないことが大事。
4に至っては「理解は偶然、誤解は当然」という言葉があるぐらい...
また、「テンパってしまった」時の対処法についても対処法がずらりと紹介されて
います。(詳しくは本書で)
最後に一つ。
「ウサばらしに酒を飲む」
は逆効果であると言う事を覚えておきましょう。
(アルコールによって感情が制御できずに「爆発」する可能性があるそうです。)
私みたいに、「夜型人間」で、メタボが気になっている人は要注意!
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