著者の姜(きょう)さんは精神科のドクター。

この本では仕事を通して現在急増中の「コミュニケーション障害」の
対処法と「上手な生かし方」を実例をもとに紹介しています。

「コミュ障」とは

「うつ病」「新型うつ病」「境界性パーソナリティ障害」「社交性不
安障害」などの後天的な疾患と「アスペルガー障害」「ADHD(注意欠
如多動性障害)」などの先天的な疾患を総じた名称。いろんなケースが
あるのです。

このような人々は家庭や職場、学校では「厄介な人」としてして扱わ
れがちですが、外国では「gifted」(天から才能を与えられた人)とし
て、「疾患」を「才能」としてとらえる考え方もあるそう。

「gifted」の例として「スティーブ・ジョブス」や「黒柳徹子」さん
などの有名人の名前も...

なんと、著者さん自信も「コミュ障」であることを発表されています。

私自身も「社交性不安障害」「ADHD」の特性を持っている事に気が
付きました。
(いままでずーっと、性格的なものかと思っていたのですが。)

私はそんな自分が嫌で、「社交的な自分」「良い子」などの複数の
「ペルソナ」を被り続けてきました。いままで親兄弟、配偶者にさえ
本当の自分を見せた事がありません。

この本を読んで「心に偏り」のある自分の疾患特性を才能として生かし
ていけば良いことを知り、気持ちが楽になりました。

「コミュ障」に悩む本人だけでなく、周りの人たちの対処法などについ
ても書かれており、どちらの立場の人が読んでもためになる内容でした。

「多様性(ポリモルフィズム)」を認めて良い社会を築いていくためにも
一読をお勧めする一冊。



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