経営コンサルタントを生業としている著者の「小宮一慶」さんが

仕事を通して気づいた成功する人達に共通する習慣について書かれた本。

と思いきや、小宮さんが実践している習慣がぎゅっと、詰め込まれています。

成功している人は「メジャラブル(具体的)」であり、「正しい考え方」という
土台の上に「正しい努力」を積み重ねられる人

これが、この本での小宮さんの主張。

ビジネスの世界で「メジャラブル」というのは「数字で語る」という事。
(痛いほどよくわかります...)
詳しい説明は『ビジネスマンのための「数字力」養成講座 (ディスカヴァー携書) 』を
読んでもらうとして、

要は「あうん」は通用しないという事。
周りの人 (特に部下) が働きやすいメッセージを発信するには「具体的」で
なけれはならないのです。

この本の中で、私が感銘を受けたのは

「インターネットの普及で格段に必要となった事務処理能力」

の部分。特にメールの普及で1日の事務処理の数が爆発的に増えたと。
短い時間でいかに効率よく事務処理を行えるかが、ビジネスマンが成功する
ためのカギだと。

IT化が進んでも仕事の本質は変わらないのです。

他にも「井の中の蛙」にならないように

「仕事に関係ない雑誌を鞄に入れておく」

や事務処理のスキルアップのために

「雑用をすすんで引き受ける」

など実践できそうな内容がいっぱい詰まっています。

どちらかというとこの本は、小宮さんの著書の「ダイジェスト版」という位置
づけになるかと。もっと小宮さんの事を知りたい方は
この辺りの著書『ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
から読み始めてみてはいかがでしょうか。

70冊以上の本を書いていらっしゃる小宮さん、さすがに内容がカブっている本も
ありますが...絶対ファンになってしまう「人間力」MAXの著者さんです。