
この本は、これから社会に出て行こうとする20代向けに書かれているのですが、
私のようなオジさんにもためになる自己啓発本でした。
(著者の「ジョン・キム」さんは慶應義塾大学大学院の准教授。)
著者の言う「媚びない人生」とは「ブレない自分」を確立し、それを貫き通す
生き方を指しています。
(著者は「絶対不可侵領域」と表現している)
そのためには「内面(特に感情)をコントロールして自然体になれる強さを手に
いれろ」と、これがこの本のテーマ。
内面を鍛えるための方法として
「無知な自分を認め、知ったかぶりをするな」
「孤独な時間を持ち、自分と向き合え」
など、熱い言葉も満載。
本の帯にも書かれていますが、社会人として生きて行くためには「従順な羊」
ではなく「野良猫」になれという。
著者は「野良猫」を「ブレないビジネスマン」の象徴として表しています。
「野良猫」は独立した自由な存在であるが、飼い主にはちゃんと貢献する。
餌も貰うし愛嬌も振りまくが、「魂」は売らない。
憧れますね、こんな人。
私が最も共感したのは次の言葉
「居心地のいい群れの中を自覚したなら、そこから距離を置く意識を持つ。」
これ、私が社会人1年生のときに読んだ本にも同じような言葉が載っていて、
現在まで愚直に実行している内容。
誤解してはならないのが「距離を置く」という言葉。
これ「孤立しろ」という意味ではなく、迎合するなという意味。
私の場合、送別会や仲間内での飲み会を除き、「二次会には出ない」重ねて
お客様の「接待」以外「平日は飲まない」「水曜日の19:00以降は予定を入れ
ない」などのルールを作って実行しています。
(「自分の時間」を確保するため)
(「自分の時間」を確保するため)
いささか説教臭い部分もあるのですが、たまには自分の心に「喝」をいれて
みてはいかがでしょう。
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