著者の「石田 淳」さんは「行動科学マネジメント」法を確立。
この本で紹介されている「自分マネジメント整理術」はそれをベースと
している科学的な方法。

「出来る人」の情報整理術とは

 「結果」からの逆算によって「結果」にいたるまでのプロセスを「整理」
 し、最高のアウトプットができる環境を整えること

だそうで、このあたりは『すべての仕事は[逆]から考えるとうまくいく』と
通ずるものがあるかと。

著者は「整理できない人」の原因は次の2つだと断言。

  ・「整理のやり方」が分かっていない。
  ・やり方はわかっているが「継続する方法」を知らない。

私自身は2つ目の「継続」が難しいと感じていますが、「行動科学マネジ
メント」を活用すると、2つの原因が解決できると。

「行動科学マネジメント」の4つのステップを実践すると「整理上手」
になるのです。

STEP 1:重要なこと (ピンポイント行動) を見極める 

  行動を分析し、ピンポイント行動を見つけ出す。

STEP 2:ピンポイント行動を具体的に言語化 

  誰が読んでも分かる言葉、数値で表現する。

STEP 3:ピンポイント行動を計測 

  行動した回数を数え、データをグラフ化する。

STEP 4:継続のための強化 

  「時間割」を作る。

どうですか? 簡単にできそうでしょう。
特に「STEP 4」の「時間割」は、小学生の頃から慣れ親しんでいるので、
これはgood!!

「時間割」の作り方として

  Ⅰ.重要な仕事は午前中に。
  Ⅱ.優先順位が同じなら「やりたくない仕事」からやる。
  Ⅲ.時間にゆとりを設ける

うーん、説得力がありますね。

ピンポイント行動を継続させる方法として、「ポイント制」や「ラジオ
体操カード」の導入を提案 ( 自分にご褒美 ) されていますが、これは
ちょっと...

そう言えば著者さんの数年前の著書
すごい「実行力」 (知的生きかた文庫) 』にも同様の記述があったかと

この4つのステップの他にも大切な要素として、「環境の整理」についても
記述があり、印象に残ったのは「ビジネスパーソンが書類や文具を探すため
に費やしている時間は、年間150時間」

そんなに時間を使っているのですね!!

これ参考にして下さい。


また、「頭のなかの整理」についても記述があり代表的なものとして

  ・必要な情報しかキャッチしない
  ・アイデアや情報は「すぐにパソコンに送る」
  ・メールは「読んだ直後に整理」
  ・電話は「折り返し」が基本

が挙げられています。

1番目の「必要な情報しかキャッチしない」は情報が偏っていく危険性が
あるのではと思うのですが、どうでしょう...

2番目は「Evernote」が最適。( みんな使っていますよね... )

最後は「行動科学マネジメント」を「自己実現」のために使う方法も紹介
されています。
( 詳細は本書で... )

「整理」が上手な人も苦手なひともぜひ読んで頂きたい一冊。
 




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