先日、録りためていた「TV番組」をササッとチェックしていたら、
「有田とマツコと男と女」という番組に「ステーキハウスけん」の
経営者「井戸 実」さんが出演されていました。

「経営者 vs 働かない若者」って感じのコーナーで、

「年商1億なんて、繁盛店3件持てば誰でもできる!」

と、若者に向かって発言されていました。

1日の売上約10万円 (1店舗あたり) ってこと? 

一人あたり 2000円として、1日に 50人のお客様に来て頂ければ...
確かに無理な数字ではなさそうです。

では、どんなお店が「繁盛」するのか?興味が湧いてきたので、今回は
この本を紹介させてもらいます。




著者は「居酒屋の神様」と称される 宇野 隆史 さん (楽コーポレーション社長)
私のような「飲食業」以外の業種の方にもためになる「経営の本」でした。

「流行りは追うな、自分が楽しめる店を作れ」
「店長や経験者に絶対欠かせないのは ”イメージする力”」

どんな仕事でも、まずは「自分が楽しむ事」ができないと長続きしないですよ
ね。自分が売ったまたは作っている商品やサービスを使ってお客様が笑顔になっ
ているイメージを持つ事も大事なこと。

「商売は人生を楽しむためにやっている」

若い頃はよく「仕事は収入を得るため」とか考えてしまいがちになりますが、
「仕事」も人生の一部、楽しみながらのほうが成果もあがるというもの。

「メニューのアイデアは日々の生活に溢れている」

「企画」や「売り方」は机の上にはないということ。いろんな事に興味を持つ
ことが必要ですね。私自身、これはいつも気をつけているポイントです。

「お客さんの顔を覚える」
「自分の名前を覚えてもらう」

これはビジネスの基本中の基本!いろんなやり方があると思うのですが、最近
では名刺交換の際、「個人名刺」を一緒に渡すというのも有効な手段かと。

「接客の”天才”は経験が作る」

「人中が薬」という言葉もあるくらい直接、人と関わる経験は大事なのです。

ビジネスとは「いかに付加価値を売るか」を教えてくれる良書なのですが、
読んでいるうちに何故か「楽しい気分」になってしまうのは宇野さんの「人徳」
のせい?

最後に「クレーム」について

「本当に怖いのは、お客さんが胸にしまい込んでしまうクレーム」

だと、これはもっと気をつけるポイントですね。対処法については本書にて...

飲食業の方、普段ビジネス書を読まない方にも読んで欲しいこの一冊。